猫用キャリーバッグってたくさんの種類があって、調べるだけでも大変ですよね。
「違いってなに?どうやって選べばいいかわからない…」
「購入するときに注意するポイントは?」
「おしゃれなデザインや、おすすめを知りたい!」
そんなあなたへ、キャリーバッグの種類や購入するときの注意点、人気のキャリーバッグなどを実体験を踏まえてご紹介しますので、選び方の参考にしてもらえたらと思います!
猫用キャリーバッグとは
キャリーバッグとはその名の通り、猫を運ぶためのものです。
病院に連れて行くときなど、外出のときに使用しますよね。
また、災害時など万が一のときにも活躍してくれます。
そんなキャリーバッグですが、たくさんの種類がありますよね。
布製やプラスチック製などの種類から、形もトートバッグ型やリュック型、カート型などさまざまな違いがあります。
今回は
- キャリーバッグの種類と、そのメリット・デメリット
- キャリーバッグの選び方と注意するポイント
- ジャンル別のおすすめキャリーバッグの紹介
- 嫌がる猫をキャリーバッグに入れるコツ
などをご紹介します!
猫用キャリーバッグのメリット・デメリット
キャリーバッグには、布などのソフトタイプと、プラスチックなどのハードタイプ、大まかに分けてこの2つの種類があります。
その2つの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
またその中で、メジャーな形のタイプ3型のメリット・デメリットも合わせてご紹介します。
ソフトタイプ
布などやわらかい素材でできたキャリーバッグです。
トートやリュックなど、普段使用しているバッグに近い形状をしているものが多く、気軽に使いやすいタイプです。
メリット
- 布など軽い素材でできているので、軽量で持ち運びがしやすい。
- 使わないときは折りたたんでコンパクトにできるので、収納がかさばらない。
- 普段使いのバッグに近いタイプなので、持ちやすい。
デメリット
- やわらかいので、中敷きがしっかりしていないと猫にとって不安定かも。
- 布製だと、万が一粗相してしまったときは掃除が大変。
- マチがやわらかい素材だと、猫のスペースが狭くならないように持ち方に気を遣う。
ハードタイプ
プラスチックや金属など硬い素材でできたキャリーバッグです。
クレートと呼ばれる箱型や、ドーム型のものが多く、普段猫のお家としても使用できたりします。
メリット
- 硬い素材なので、外からの刺激にも強く安定感がある。
- 粗相した場合でも、洗えるので掃除がしやすい。
- 強度があるので、長持ちしやすい。
デメリット
- キャリー本体が重いものが多く、歩いて持ち運ぶのは大変。
- 肩にかけたりできないことが多いので、歩いて持ち運びにくい。
- 収納するときにかさばる。
トート型
メリット
- 種類が多く、比較的安価で購入できる。
- 軽量で持ち運びやすい。
- コンパクトにたたんで収納できる。
デメリット
- やわらかいので、猫が暴れると不安定になる。
- 大きい猫だと、重みでバランスを保つのが大変。
- 耐久性は低め。
リュック型
メリット
- 両手が自由になる。
- 多頭飼いでも1匹はリュック型で運べば、もう1匹運ぶことができる。
- 重たくても持ちやすい。
デメリット
- 背中側なので様子が見えない。
- 大きくしっかりしていて、重たいものが多い。
- 価格帯は少し高め。
クレート型(箱型)型
メリット
- しっかりしていて安定している。
- シートベルトで固定できるものも多く、車移動に適している。
- 室内でも猫用のベッドとして利用できる。
デメリット
- 比較的重たいものが多い。
- 畳めないと、収納時にかさばる。
- 徒歩で長時間持ち歩くのは持ちにくい。
猫用キャリーバッグの選び方
キャリーバッグを購入するときのポイントを2つと、選ぶときの注意点やおすすめポイントをまとめてご紹介します。
猫の性格や大きさで選ぶ
怖がりな猫の場合
できるだけ不安にならない環境を作ってあげましょう。
外からあまり見えにくいタイプや、安定したハードタイプもおすすめです。
また、外から見えやすい場合でも、上からタオルなどをかけて隠してあげると安心するコも多いですよ。
甘えん坊の猫の場合
できるだけ飼い主さんの顔を見ることができたり、体温が感じられたりするようなものがおすすめです。甘えん坊にはたまらない抱っこヒモのようなスリングタイプなんかもあります。ただ、こちらは逃げ出してしまう可能性があるので、飛び出し防止ストラップがついているものもありますが、やんちゃな猫には注意が必要です。
大柄な猫の場合
車移動など、長時間持つ必要がない場合は、ハードタイプなどの猫が動いても安定して持てるしっかりしたものがおすすめです。
もし手持ちする場合は、底面がしっかり安定していて、できるだけ軽量なものや重くても持ちやすいリュック型などがおすすめです。
長距離の場合は、キャスター付きのカートタイプなんかもいいですね。
移動手段やシーンで選ぶ
車移動の場合
シートベルトに固定できるものがあるので、車移動にはおすすめです。
また、下にクッションなんかを敷いてあげると、車の揺れが軽減できておすすめですよ!
自転車の場合
ハードでもソフトでもどちらでも大丈夫ですが、自転車のかごに入るかどうかのサイズ確認が必須です。
私はサイズを測らず購入してしまって、もう1つ購入するハメになってしまいました…!
また車同様、揺れ軽減のために下にクッションを敷いてあげるのがおすすめです。
徒歩の場合
持ちやすいリュック型や、軽量のソフトタイプがおすすめです。
また、しっかりしたつくりのタイプだと少し重くなるかもしれませんが、安定感があって安心です。
選ぶとき注意点とおすすめポイント
- サイズは、猫が方向転換できる広さを目安にする
- 耐荷重・推奨体重を確認する
- 上開きは出し入れしやすい
- ポケット付きだと、病院の診察券なども収納できる
- 給水ボトルが設置できるものがあり、長時間移動のときにおすすめ
- 拡張できるものもあり、災害時にもおすすめ
ジャンル別猫用キャリーバッグの紹介
オールマイティに使えるキャリーバッグ
「初めてで、どんなタイプを選べばいいかわからない」「車でも徒歩でも使用する」「うちの猫に合うタイプがわからない」
そんな方へ、オールマイティに使える「迷ったらコレ!」というおすすめのキャリーバッグを紹介します。
トートとショルダーの2WAYタイプや、いろんな持ち方ができる多機能タイプなどさまざまあるので参考にしてみてください。

おしゃれで安いキャリーバッグ
猫にとっていいものであるのは大前提ですが、やっぱりおしゃれさと安さもとても大事なポイントですよね。
私も、条件を満たしたものであれば見た目が好みのものを買いたいですし、安ければなお嬉しいです!
高価なものはブランドものや多機能なものなどの魅力があります。
安くても安心して使える上におしゃれなキャリーバッグもたくさんあるので、ご紹介します!

プラスチック(ハード)キャリーバッグ
キャリーバッグの定番とも言えるタイプですね。
プラスチックとひと言で言っても、たくさんの種類がありますよね。
ソフトタイプに比べると、どうしても重たくなってしまいますが、ハードタイプの硬さは外部の刺激から猫を守ってくれる安心感があります。
ここではプラスチックタイプの特徴や、おすすめのキャリーバッグをご紹介します。

猫2匹一緒に入れるキャリーケース
猫を多頭飼いしている人も多いと思います。
外出がストレスになる猫も多いので、仲がいい場合限定にはなりますが、2匹一緒に入れる方が安心できるかもしれません。
またスペースが広くなれば、トイレなども準備してあげられるので、長時間移動のときにもいいですね。
そんな2匹一緒に入れることができるキャリーケースの選ぶポイントや、おすすめを紹介しています。

リュックサックキャリー
リュックタイプはデザインもかわいく、持ちやすくて人気がありますよね。
キャリーバッグを検索すると、リュックタイプがたくさんでてきます。
でも、ちょっとお高そうなイメージが…。
そんなリュックタイプの相場や選び方なんかも詳しく紹介し、安くておすすめのリュックタイプを集めたので、リュックタイプが気になっている方は参考にしてみてください。

猫用キャリーバッグが活躍するシーン
病院へ連れていくとき
猫と暮らしている中で、キャリーバッグを一番よく使うのは病院へ連れて行くとき、という人も多いと思います。
病院にもよりますが、待合室にはさまざまなペットを連れた人がいます。
他のペットのニオイや鳴き声など、慣れない環境に不安になってしまう猫もいますので、キャリーバッグはできるだけリラックスできる空間にしてあげたいですね。
引っ越しで移動させるとき
引っ越しなどで猫を移動させるときにもキャリーバッグを使用します。
中にはドライブが大好きでリードでつないで窓を眺めるような猫もいるかもしれませんが、キャリーバッグを使用している人がほとんどだと思います。
長距離の移動になる場合は、給水ボトルが設置できるものや、トイレスペースが確保できる拡張タイプもおすすめです。
万が一の災害時
万が一ではありますが災害時、猫を安全に避難させるのにキャリーバッグがあると安心ですよね。
また避難先で過ごすことになったときも、長距離の移動になる場合と同じように、給水ボトルが設置できるものや、トイレスペースが確保できる拡張タイプもおすすめです。
猫をキャリーバッグに入れるコツ
おやつやおもちゃを利用する
お気に入りのおやつやおもちゃでキャリーケースのなかに誘導する、簡単な方法なのでおすすめです。
キャリーバッグの中に普段使っているものを入れておいてあげると猫も安心できるので、おもちゃはそのまま入れておいてもいいと思います。
ただ、キャリーバッグを怖がっていたり、警戒心が強かったりするコだと難しいかもしれません。
出かける少し前からキャリーバッグを部屋に置いておくと、慣れさせておけますし、勝手に入ってくれていることもあるのでおすすめです。
ベッドタイプのキャリーバッグでそのまま連れて行く
クレート型やドーム型などの普段ベッドとして置いておけるタイプのキャリーケースを使用する方法です。
気に入って普段から使ってくれていたら、猫もストレスなく、飼い主も入れる手間も省けていいですね。
ただ、「気に入りそうだな」と思って買ってみても全然使ってくれない…なんていうことも猫あるあるですよね。
洗濯ネットを使用する
大きめの洗濯ネットに猫を入れる方法です。
洗濯ネットに入れると猫がおとなしくなるので、そのスキにネットごとキャリーバッグに入れてしまいましょう。
ネットは目の粗いものがおすすめです。
慣れるまでは、嫌がる猫を入れるのは難しいと思うので、可能であれば2人以上の方がやりやすいです。
私は猫を飼い始めたころ、無理矢理入れるのがかわいそうで、一人でやるなんてとてもじゃないですが、できませんでした。
ですが何度かやるうちに、慣れて全然一人でもできるようになりました。猫は相変わらず暴れまくりますがおかまいなしです(笑)。
猫用キャリーバッグを選ぶとき・買うときのよくある質問
- キャリーバッグから、猫が逃げ出さないか心配。
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ソフトタイプもハードタイプも、猫が簡単に脱出できないようにはなっています。ただ、劣化でチャックが緩んでいるなど万が一のことが心配なときは、飛び出し防止ストラップなどがついているキャリーバッグも多いので、ハーネスを装着してつなげてあげると安心ですね。
- 粗相しちゃったら、どうしよう?
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短い時間であればそんなに心配しなくても大丈夫ですが、念のため、ペットシートを敷いておくと安心です。
ハードタイプや、ソフトタイプでも防水加工のものがあるので、それだと掃除がラクなのでおすすめです。
- 2匹飼っている場合、キャリーバッグは一緒に入れる大きさのものが1つあれば大丈夫?
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1匹が病気など、どうしても隔離しなければならないときもあります。どんなときでも安心して運べるよう、できれば1匹ずつ入れることができるキャリーバッグを2つ購入することをおすすめします。
まとめ
今回は、キャリーバッグの種類、選ぶときの注意するポイント、人気のキャリーバッグなどをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
キャリーバッグとひと言で言っても、さまざまなタイプがありましたね。
それぞれの使用用途、猫の性格や大きさなどで最適なタイプは変わってくるかと思いますが、「コレだ!」というものをぜひ見つけてみてくださいね!