一人暮らしでも猫なら飼いやすいということで若い単身世帯の方や高齢者が猫を飼うようになった、なんて話を聞いたりしますが普通のファミリー層の方の中にも猫を飼いたいと考える方は多いはず!
ただファミリー層の方が猫を飼う場合気になってくるのが、子供と猫の相性ですよね。
猫が先にいて後から赤ちゃんが来た場合などは本能的に守らないとならない対象だと感じてくれることが多いようで仲良く育つことがほとんどですが、すでに物心ついた頃や小学生などの子どもがいる家庭に猫がやってくるのはどうなんでしょうか?
犬はなんとなく子供であろうと言うことは聞くし好きになってくれるだろうと思いますが、猫って…子供とうまく同居できるんだろうか?と不安になってきます。
そこで今回は猫と子供の同居について
- 猫は子供と同居が苦手?
- 一緒に飼うメリット・影響
- 子供と猫の相性について
この3つをご紹介したいと思います。
猫は子供と同居が苦手?一緒に飼うメリット・影響や相性についても
猫は子供と同居が苦手?
最初に言ってしまうと本来、基本的に猫は子どもが苦手です。
それは多くの子どもにありがちな行動が猫を驚かせたり怖がらせてしまうものだから!
ただ最初のうちに猫が苦手だなと思ってしまう行動をあまりとらなければその後仲良く同居できることがほとんどなので、ずっと仲良くなれないなどの心配はそんなにありませんよ。
また家の中が安全な場所だと猫に理解してもらえれば、次第に警戒心もなくなって子どもとも仲良くできます。
では具体的にどんな行動が原因で猫は子供との同居が苦手なのか、さっそくお伝えします。
とにかく構ってしまう
子供は何事にも興味津々ですよね。
おもちゃですら大興奮してくれる時代ですが、特にそれが犬や猫などのペットとなると、どうしても構いたくなってしまうもの。
ただ猫を飼いだしたときのセオリーとしては、『猫の方から近寄ってくれるまで猫には構わない』これが猫に好かれる・猫に信用してもらうための鉄則なので、最初から猫に構い過ぎてしまうと嫌がられる可能性があります。
触り方が不器用
力加減がわからなかったり、しっぽを握ってしまったりと子どもだから仕方ありませんが、猫にとって不快な触り方をしてしまうことが多々あります。
それを続けてしまうと猫は子どもを自分に危害を加える人と思ってしまい、近寄らなくなってしまうことが!
大きな声を急に出す
子どもは喜怒哀楽豊かで感情表現に富んでいます。
それ自体は子どもらしくていいことなのですが、猫にとってはいきなり大きな声で喜びを表現されたりするとびっくりしてしまうんです。
猫は穏やかかつ静かに過ごしたい子が多いので、騒々しいのはちょっと…と感じてしまうことがあり、子どもの近くに行かないようになる可能性があります。
予測不能な行動をとる
いきなり何⁈と大人も驚いてしまうような行動を取るのが子どもたち。
猫は基本的に警戒心が強くビビりな子が多いので、いきなり不意打ちのように何かされるとめちゃくちゃびっくりしてしまうんです。
そしてビビリゆえにできるだけ子どもに近寄らなくなることもあります。
猫が子どもとの同居が苦手な理由は、こういった子供独特の行動が猫にとって警戒対象になってしまうからです。
なので最初からなんの注意もなしに子どもと猫を同居させると仲良くならないこともありますが、事前に少し注意してもらうだけでもその後の過ごし方に大きな差が出るので、子どもと猫は仲良くならないなんてことはないですよ!
子どものみならず、猫に好かれる嫌われるは理由がありますのでこちらも参考にしてみてください。
一緒に飼うメリット・影響
子どもと猫が一緒に暮らすことで子どもにメリットをもたらすことが確認されています。
心の成長に大きな影響を与えてくれるんです。
心優しい子になる
猫と暮らしていると例え子どもであって、猫は自分より弱い存在で守らなければならないものである、という感情が無意識のうちに出てきます。
これは将来、弱者に優しく接することのできる子に育ってくれるのに大きな影響を与えます。
また猫は残念ながら人の言葉を話してくれませんよね。
相手が人であれば言葉を話してくれるので、何を考えているのか何を思っているのかなんてそんなに深く考える必要もありませんが、猫が何を求めているのかを理解したいなら猫の気持ちを考えなければなりません。
これは相手のことを考える・相手の気持ちになってみるなど、他者を思いやれる優しい子に育つのに大きなメリットです。
責任感が生まれる
自分では掃除をすることも食事を用意することもできない猫には、以下のようなことを人間がお世話をしてあげなくてはなりませんよね。
- トイレを替えてあげなきゃいけない
- ごはんをあげないといけない
そこでトイレ掃除は子どもの仕事など最初に決めておくと次第にこれは自分のやるべきことだと責任感を持ってくれます。
ただなんの説明もなしにお世話してね、だけでは責任感は芽生えません。
親が
- 猫を飼うには猫を幸せにする責任が伴うこと
- その一環であるお世話ができないなら猫にとっても不幸なので飼わないこと
などきちんと説明する必要がありますし、猫の健康状態の把握や猫の特性・与えるフードの選び方など親が猫について詳しく理解した上でお世話させないと、たださせられているだけの作業になってしまいます。
子どもに責任感を持たせたいなら何よりも親が責任を持って猫を飼わなければなりませんね。
何よりもの友人になる
一緒に暮らせば学校の友達より長く共にいるのが猫です。
ご両親が共働きの場合でなおかつひとりっ子であれば、それこそ猫との時間は多大なものになりますから、ただのペットではなく大切な友人になることも多々あります。
実際
- 親には話せないことでも猫になら話せる
- 自閉症の子どもでも猫を飼うことで笑顔が増えた
という話は多く耳にしますよね。
自分の気持ちを吐き出せる相手が常にいるのは心の安定という面でも大きなメリットです!
子供と猫の相性について
猫と子どもにも相性があります!
猫は基本的に子供が苦手と言いましたが、それには理由がありましたね。
なのでその理由に該当しない子、つまり大人しい子どもであれば猫との相性は抜群です!
実際私が初めて猫を飼ったのが21歳の時ですが、当時10歳の妹と生後6ヶ月の猫はすぐに仲良くなりました。
帰省した時に初めて猫と妹は対面し、次の日から一緒に寝たり一緒に遊んだりしていましたが、これは妹が大人しく動作も遅い子で大きな声も出さず猫から寄ってくるまでお世話以外しなかったからだと思います。
猫にとって警戒する理由がないんですよね。
だからすぐに仲良くなれるし相性がいいんです!
とはいえ別に大人しい子じゃなくても、暮らしていくうちに家が安全な場所だと理解したら次第に警戒心が溶けて信頼関係を結べるのでそこからは相性関係なく仲良く過ごすことができますよ!
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まとめ
猫は基本的に子どもが苦手ですがその理由は
- とにかく構ってしまう
- 触り方が不器用
- 急に大声を出す
- 予測不能な動きをとる
といった子どもならではな行動が猫に警戒心を抱かせてしまうからなんですね。
ただ猫と子どもにも相性があり、大人しい子どもと猫なら相性は抜群です!
また子どもが大人しくなくても、猫の警戒心が溶けて信頼関係ができると相性関係なしに仲良しな関係になれますよ!
猫と子どもが一緒に暮らすことでさまざまなメリットがあります。
- 心優しい子に育つ
- 責任感を持った子になる
- 最も近しい友人になる
このように子どもの心情面の成長に大きな影響を与えることになります。
子どもと猫の間を取り持ちつつ、猫を飼いたいですね!