猫は高いところに登るのが得意です。
でも自分で降りられないような高い場所に登ってしまっては、上からニャーニャー助けを求める、ということも猫を飼っている方はほぼ経験しているのではないでしょうか。
我が家の猫も家の中では家具の上、屋根裏、家の外では庭の木や屋根の上、何度もやっています。
これはつい最近、天井の近くにやもり(写真左上)を見つけて嬉しくて窓の内枠に上登ってしまった時の写真です。
結局この後、降りれなくて助けを求めてきました。
ちなみ写真の下はまだ1.6メートルくらいあります。
猫から地上までは2.5メートルほどなのでそれほどに高くはないですが、近くに家具など何もなく2.5メートルからまっすぐ下にジャンプするのは怖かったようです。
なぜ猫は高いところに登るのか?
猫は高いところに登るのは大得意です!
外に出る猫であれば木や屋根に登り、家の中だと冷蔵庫や棚などどこでも登ってしまいます。
華麗にジャンプしたり、前足と後ろ足を感心するほど器用に使って登ります。
ではどうして高いところに登りたがるのでしょうか?
理由を3つ紹介します。
身を守るため
誰にも狙われず高い場所で身を守るためです。
野生で暮らしていたときの本能がまだ残っているのでしょう。
猫は視力が低いので視界を高くして辺りを上から見下ろし、敵から身を守っているのです。
誰にも邪魔されずにのんびりしたいため
猫がよく屋根で昼寝をしているのはこの理由ではないでしょうか。
日本だと外飼い猫が減っているので「猫が屋根で昼寝」はもうあまり見ない光景ですが、私の暮らしている東南アジアの国ではまだまだ屋根で昼寝をしている猫を見かけます。
何も考えていなかった
飼い猫だとこれが一番多いのではないでしょうか。
蝶々や小鳥を追いかけて何も考えずに高いところまで登ってしまった。
まさに我が家の猫ですね。
その他にも子供に追いかけられたり、犬とに追いかけられたりして逃げているうちに高いところまで登ってしまったということもあるかと思います。
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なぜ降りられないのか?
それは「頭から降りようとする」からです。
前に進むことしか考えられない猫は後ろ向きで降りるということを思いつくことが出来ません。
猫の爪は弓矢のようになっているので、登るときには引っ掛けながら上手に登ることが出来ますが降りるときは爪を上手く引っ掛けることもできません。
頭を前にして降りようとしては、降りられない、また頭を上に戻して、また頭を前にして降りようとして、、、、飼い主が助けるまでエンドレスです。
もしくはそうこうしているうちに足を踏み外して落下します。
そして一番厄介なのは飼い主が助けようとすると、さっきまであれほど助けてほしいと懇願していたのに、「イヤイヤ!降りない」とばかりに必死に抵抗し、時には飼い主が擦り傷をつける羽目になることですね。
まとめ
いつもは賢い猫ですが降りれなくなって助けを求める飼い猫を見るたびに、「何も考えずに前に突き進むなんて、猫ってこんなにマヌケっだった?」と思わずにはいられません。
足を踏み外して落ちるのもなんともドジですが、それもまたかわいくてたまらないですね。