猫を車に乗せることは多々あると思います。
動物病院などは車で行く人がほとんどですよね。
そんな猫と車ですが、猫も車酔いするのはご存知ですか?
私も少し前までは知らなかったのですが実は人間と同様に猫も車に乗って酔うことがあるんです!
てっきり猫は三半規管が非常に発達しているので車酔いなんてしないと思っていました。
ということで同じように知らなかった方や対策が気になる方のために今回は
- 猫が車酔いしたときの症状
- 猫の車酔いの酔い止薬や対策方法
の2つをお伝えしたいと思います!
猫が車酔いした時の症状は?おすすめの薬や対策方法の紹介
車酔いしたのか大人しいむぎ。口元ぺちゃぺちゃ言わせてる猫は大抵吐くけど、この子は吐いたことほとんどないから我慢するのかな?💦 pic.twitter.com/eRfH3u30C6
— まっぱる@ガス (@mappal0123) August 5, 2019
人間でも辛い車酔い、実は猫も車酔いしていることがあるんです。
自分で対策を取ることもできないし、言葉が話せない猫の代わりに飼い主さんがきちんと対策をして、運転中も猫の様子をしっかりみてあげる必要がありますね!
猫が車酔いした時の症状
そもそも猫がどんな状態になっているのが車酔いなんでしょうか?
イメージだと嘔吐したりというのが車酔いな感じもしますが、それだけではないんです。
ちょっと気持ち悪いくらいの初期症状から本格的な車酔いになるまでで、それぞれ症状が異なります。
詳しくみていきましょう!
初期症状
- 大きな声で鳴き続ける
- 落ち着きがなくなる
- 頻繁にあくびをする
一見車酔いとは全く関係のない行動に見えますが、こういったものが初期症状として現れます。
うちの猫も車の中でよく鳴くことが稀にあるのですがてっきり病院に行きたくないから鳴いてるんだと思っていました。
あまりにも鳴いたり落ち着きがないようだと車酔いになりかけている可能性があるので注意しましょう。
といってもこの段階ではまだ本格的に気持ち悪くなったりはしていないので早急に休憩を取ったりすることで状態は改善します。
焦らず猫の様子を要チェックですね!
中程度症状
- 呼吸が荒くなる
- よだれを垂れ流す
猫は通常口を閉じている生き物ですが車酔いの症状がひどくなってくると口を開けて荒々しい呼吸をするようになります。
また呼吸が荒くなるだけではなく、口からよだれをダラダラと垂れ流してしまうこともあるんです。
人も気持ち悪くなってくると口を大きく開けて息を吸い込んだり、呼吸が荒くなったり、嘔吐しそうな時はよだれが過剰に分泌されますよね。
猫もそれと同じ症状が出るので、こういった様子が見られたら嘔吐手前の状況だと思っておきましょう。
重度症状
- 嘔吐する
- 下痢または失禁してしまう
症状を見ただけでもわかりますが、かなり本格的な車酔いとなっており気持ち悪さしかない状況です。
ここまでくると早期の回復は難しくなるので、こうなる前に手を打つことが大切!
このような症状が出ていても気付かずに運転を続けると最悪の場合、口から泡を吹いたり痙攣することだってあります。
そうなってほしくはないので、車に乗せている間は猫の様子を注意深く見てあげる必要があるんです。
我が家の猫の場合、動物病院くらいしか車に乗らないので距離も時間も短く本格的に酔う場面がないだけということもありせいぜい大きな声で鳴くといった初期症状しか出たことがありません。
初期症状の段階で気付くことが出来れば、嘔吐するほど酷くなることはほとんどないので、常に猫の様子を観察してあげるのが大切ですね!
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猫の車酔いの酔い止薬や対策方法
車酔いしないための対策や、してしまった時の対応なども知っておきたいですよね。
いくつか方法をお伝えしたいと思いますので参考にしてみてくださいね!
車酔いしないための事前対策
車に乗る前に対策することもできます!
最も効果的なのが酔い止め薬です。
こういった猫用の酔い止め薬が市販でも販売されていますが、やはり薬になるので動物病院に行って処方してもらうのが1番です。
獣医師には『何時間くらい車に乗る・車酔いしやすい』とお伝えいただければ、酔い止め用の薬を出してくれますから、事前に病院へ行ける場合は受診するのがおススメ!
どうしても病院に行く時間がない方は市販でも猫用の酔い止めが手に入りますので、参考にしてみてください。
急なお出かけの時のために、一つ家に置いておくと安心ですね。
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また酔い止め薬の他にも自分で出来る対策があります。
- 車に乗せる6時間前に食事を済ませる
- 車内が無臭となるように換気する
- 車内は少し涼しいくらいにクーラーをつけておく
この3つを実行しましょう!
食事は3時間前でもいいという意見もありますが、完全に空っぽにするなら6時間がおすすめ!
ただ空腹だと余計に気持ち悪くて吐いてしまう子もいるので、自分が飼っている猫に合わせて食事は調整してあげてください。
また人でも同じですが、車内に何かしらの臭いがついていて暑苦しい状態だと一層気持ち悪いですよね。
猫は人よりずっと鼻も敏感で苦手な臭いも多いので、車内は無臭にしておいてあげるのがベスト!
また車内というあまり見慣れない空間にいる恐怖や緊張から体温も少し上がりますし、狭いキャリーに入った状態なので車内は20-22度くらいと涼しめに保ってあげましょう。
事前にこれらをしておくかしていないかで猫の気持ち悪さも変わってくるので、長時間運転になるときは必ずしてあげてくださいね!
車酔いしないための運転対策
まず絶対に気をつけたいのがこまめに休憩を取ること!
車が動いてる間はどうしても振動があるので気持ち悪くなりますが、停止している間はそれもなく猫も少し気持ち悪さが落ち着きます。
初期症状が出た場合などもすぐに休憩を取ることで酷くなるのを防げますから、なるべく1-2時間に1回10分などこまめに休憩しましょう。
また安全運転することが大切!
急発進・急ブレーキは人でも気持ち悪くなりますし、猛スピードで走ると路面の凸凹などで車が跳ね上がることもあります。
できるだけ猫へ振動が伝わらないように、なめらかな運転を心がけましょう。
それと同時に振動が伝わないように、気持ち悪くならないようにするのが大切なので、カーブの多い山道や路面が凸凹の道はできるだけ避けて舗装された直線道路をメインで走るのがいいですね!
これだけ対策しておけば酷い車酔いになることはほとんどありません。
1つ注意したいのが、車に芳香剤を置いてると猫が気持ち悪くなることも多いので、いい匂いだし大丈夫と思わずに車が無臭となるよう換気すること。
猫が酔ってしまう1番は恐怖や不安・緊張からのストレスになりますから車に乗り慣らせておくのがベスト!
もし慣らせる時間があるのであれば小さい頃から車に乗せておくのがいいですね!
まとめ
猫も飼っている子によっては車酔いすることがあります!
初期症状は鳴いたりあくびしたりと普段とさほど変わらない様子なものの、そこでうまく対応してあげないとよだれを垂れ流したり嘔吐することもあります。
そうならないように対策してあげることが大切です。
事前対策としては
- 酔い止め薬を飲ませる
- 食事は6時間前に済ませる
- 車内を無臭にしておく
- 車内を20から22度に設定する
この4つを実施するようにしましょう!
運転中は
- 1-2時間に1回10分以上の休憩をとる
- 安全運転を心がける
- 酔いやすい道は通らない
これらを守って運転するのが大切です!
帰省など長距離運転する場合は特に猫の様子を見てあげましょう。
私も猫が酔わないよう、対策はしっかりしたいと思います!